〜ゴーグルの基礎知識〜
●ゴーグルの目的
目の保護 ※雪、雨、風が目に入るのを防ぐ
※有害光線(紫外線、赤外線)から保護。雪目を防ぐ
視界の確保 ※降雪、降雨、高速滑走時でも目が明けられる
※防眩、フィルター効果で見やすい
防寒  

●ゴーグルの素材
フレーム ウレタン、軟質塩ビ、発泡ウレタン(スポンジ)
レンズ ポリカーボネイト、トリアセテート
ベルト ウーリーナイロン

●ゴーグルの曇りについて

結露の原因 ※外気とゴーグル内部の温度差
※ゴーグル内部の湿度
氷結 氷点下時に発生
※曇らせないためには
●ゴーグル内に雪や水滴を入れない
●頭や首に巻かない
●換気を良くする
●ベンチレーター  ゴーグル内の湿った暖かい空気を排出
新鮮な外気を導入し曇りを解消
●曇り止めレンズ レンズが水滴を吸収する
●ダブルレンズ 外気温と内部の温度差を緩衝する(二重ガラスサッシ、新幹線、飛行機の窓)
  寒冷地で効果大

●偏光レンズ
乱反射を消し、ゲレンデの状態が見やすくなる


●レンズカラー

スモーク  全天候型で特に晴天時に効果がある。自然な色調で見えるので長時間の仕様でも目が疲れない。
オレンジ 降雪時に比較的よく見え、晴天時に眩しさを感じさせない全天候型。レンズカラーで悩んでいるお客様にはお薦め。
ピンク 非常に明るく見えるが晴天時にイエローのような眩しさがない。気象条件の幅が広い全天候型。
イエロー 霧や降雪時など悪天候でも非常に明るく見える。晴天時には眩しく使えない。
ミラー 直射日光の眩しさを軽減し、晴天時用として最適。

●正しいゴーグルの掛け方
※ベルトの長さを調節し、顔面が均一に圧迫されるように調整する
※ベルトを後頭部の斜め上方向に引き上げるような感じ


●メンテナンス

※レンズを濡れたまま放置すると水滴の後が付くため、柔らかい布などで水滴を吸い取り自然乾燥させる
※汚れは中性洗剤を薄めた液で軽く洗う、有機溶剤(シンナー 、アルコールなど)は不可
※曇り止めレンズやミラーレンズは市販の曇り止め液を使用しない(ミラーや曇り止め層が剥れる)
※使用後は乾燥させる

●取り扱い上の注意

※暖房器具の上など高温になるところに置かない
※濡れたレンズは傷がつきやすいのでこすらない
※ミラーレンズは傷がつきやすく、極度の曲げや圧力をかけるとミラー表面が剥れる
※長時間外圧を掛け続けると変形する
※濡れたベルトは伸縮が悪くなる

●注意事項

※顔面を保護する器具ではありません
※太陽や強い光を直視しない
※レンズカラーによっては、夜間の使用を避けてください
※曇り止めレンズであっても使用状況によって曇ります