〜ミニ生理光学の知識〜(あなたの目について)
人はなぜものが見えるか?日頃あまりそんなことは考えませんが、もしまったく目が見えなくなったり、視力が急に悪くなるといったことになれば大変です。より健康的に、快適にものが見えるように、少し目についての知識を持っておいてください。

人の目についての学問を生理光学といいます。この世界で人は、視覚細胞より光を感知して、形や色を判断しています。昔ニュートンさん達の研究により「光は単に様々なエネルギーを持つ波長から成り立つ電磁波である」との結論になっています。 人の視覚細胞には、明るいところで働く錐体と暗いところで働く桿体があり、主に錐体で色を、桿体で明暗を識別しています。ですから、明け方や夕方、暗いところから明るいところへ出てきたとき、また逆のとき感知する視覚細胞が変化するため、人は視覚能力が下がります。交通事故が起きやすいのもそんなときですのでご注意ください。この状態を薄暮視といい視認性が落ちている状態を言います。
それからもうひとつ大切な知識ですが、眼鏡を専門店で調整してもらうときは専門家がいますが、サングラスなどを購入するときは、あなた自身で品質を見極める必要があります。どんなレンズも必ず両面があり、どんな材質、種類のレンズも必ず焦点距離ができます。近視、遠視、乱視、そして老眼など用途に応じた調整が本来必要です。人の目は2つあり、その中心間距離を瞳孔距離といい、人によって違いますので、老眼鏡も自分に合わすことが必要です。ですから、値段やデザインだけでなく自分の目で確かめて揺らぎのない、疲れにくいレンズを慎重に選んでください。 ちゃんとした光学材料を、正しく加工した良いレンズを使用した眼鏡を選んでください。 あなたの目を大切にして、長く健康で安全に視覚を楽しみましょう。